【工夫】
こんにちは。はーとクローバーハウスの星野です。
今日は涼しくて過ごしやすかったですね。
今日は木の性質について書いてみたいと思います。
木には表と裏があります。
木表(キオモテ)は木の表面側、木裏(キウラ)は木の中心部寄りを言います。
木は水分が抜けると木表側に反る傾向があります。
左下の断面図のように木裏側が凸、木表側が凹になります。
左下のように下に凸になる恐れがある状態で鴨居(カモイ)を使ってしまうと、反ってしまった時に戸が開かなくなってしまいます。
ですので、右下の図ように木表と木表が向き合うように取り付けて、もしも反った場合でも戸が開かなくなることのないように取り付けます。
このように、敷居(下枠)と鴨居(上枠)を入れる際には大工さんの優しさが発動します。
最近では敷居や鴨居に集成材を使用することが多くなっているので、この大工さんの優しさが発動することも少なくなってきています。
次回は水平、垂直が常となっている建築の中のウソについて書いてみたいと思います。