こんにちは!スタッフの米山です。
クリスマスまで一週間をきり、どこへ行ってもクリスマスソングが聞こえてくる時期ですね。
お子様のいるご家庭ではプレゼントの準備はお済みでしょうか?
すっかり遠い過去の記憶になりますが、私も子供の頃はサンタクロースを心待ちに布団に入ったのを思い出します。
ところで、サンタクロースって一体何者なんでしょうか?
気になったので調べてみると、どうやら4世紀頃の東ローマ帝国の司教「教父聖ニコラオス」という人物が伝説の起源とされているそうです。
ある日ニコラオスは、あまりの貧困のせいで、三人の娘を嫁がせなければならない家庭の存在を知りました。
事情を知っていたニコラオスは夜中にその家をこっそり訪れ、煙突から金貨を投げ入れました。
その金貨は、暖炉のすぐ側に干してあった靴下の中に入り、この金貨のおかげで娘の身売りを避けることが出来ました、という逸話が残されています。
この話が由来になって、サンタクロースは煙突から入り、靴下の中にプレゼントを入れるという、今日におけるサンタクロースの伝承が生まれているそうです。
ところでサンタクロースはクリスマスには欠かせないキャラクターとして広く知られていたものの、近年まで共通のイメージはなく、その姿は、愉快な老人の小人や妖精、恐ろしげな子鬼まで、さまざまに描かれていました。
1931年、コカ・コーラ社のクリスマスキャンペーンのために、画家ハッドン・サンドブロムが描いたサンタクロースは、赤い服に白いあごひげをたくわえ、見るからに陽気で楽しいサンタロースでした。その人間味あふれる表情やしぐさは、たちまち人びとの心をとらえました。
ということで、現在私たちが目にしている姿のサンタクロースは、実は最近生まれたものだったんですね!
ハッドン・サンドロブロムがもし、唐草模様の袋を担いだほっかむりのサンタクロースを描いていたら…などと、ついつい歴史のifに思いを馳せてしまいました。