【建築の不思議②】
こんばんは。はーとクローバーハウスの星野です。
今日は建築用語の不思議についての2回目です。
建築には同じ材料、同じ大きさの物を使っても使う場所が違うと呼び方が変わるということがあります。
2回目の今日は桁、梁について
桁とは前回の屋根の回で話をしました屋根の下地の垂木を支えるための材料です。
そして、桁と直行する材が梁となります。
また、1階と2階の間にある梁を【胴差し(どうさし)】と言い、1階と2階の柱を緊結します。
桁と梁の関係は上の図の【軒げた】と直行する【小屋梁】のような位置関係です。
そして、この梁と桁の大きさは柱と同じ幅にすることが多いです。
梁の幅に対して梁、桁の高さを建築では【成(せい)】と言い、梁成(はりせい)は主として、1寸(30.3mm)刻みで大きくなります。
3.5寸(約105mm)の梁から4寸(約120mm)、5寸(約150mm)、6寸(約180mm)・・・といった感じです。
一般的な木造住宅は尺貫法を使用しておりますので1尺(303mm)が基準となります。
ですので、大工さんの使用するメジャーには尺貫法とメートル法の両方が掛かれております。
在来木造住宅・・・奥が深いです。
つづく