こんにちわ。はーとクローバーハウスの星野です。
今日は水平、垂直が常となっている建築現場での【ウソ】について書いてみます。
はーとクローバーでは、基礎が平らなら柱も垂直に立ち、柱が垂直なら2階の床も水平になる。という事を念頭に現場管理をしております。
(ですが相手が【木】ですので湿気により数mm膨らんだり縮んだりすることもあります。)
徐々に工事が進むにつれ、水平ではない場所が出てきます。
一番分かりやすいのは部屋の天井です。
部屋の天井は平らだと思っている方がほとんどかと思いますが、実は中央部分は周りより高くなってます。いや、高くしてあります。
何故でしょう?
夜になると電気をつけますね。ダウンライトは別として、ほぼほぼ部屋の中央付近には照明器具が付いていますね。
この照明器具はそれほど重くないものが多いのですが、部屋の中央に付くと多少なりとも天井に影響が出ます。
これがシャンデリアなど豪華なものになるとそれこそ大騒ぎです。
ですので、通常は中央部分を部屋の外周部分より5mm程度高くして、電気屋さんが照明を取り付けた際に水平より下に下がらないよう上に膨らませてあります。
この膨らませることを建築用語で【むくり】と言い、下に下がってしまうことを【たれる】と言います。
大工は各部屋の天井が下にたれないように中央部分をむくらせて工事をします。
こういう大工や棟梁の【ウソ】が木造には存在します。奥が深いですね。
毎日毎日、猛暑日が続いていて一日何回着替えるか分かりません!!!
室内でも熱中症になりますのでしっかり体調管理をして暑い夏を乗り越えましょう!
日本のメダルラッシュで毎日楽しみに鑑賞しているオリンピックに、一日一日が真剣勝負の甲子園と、今年の夏は違う意味で寝られない夏になりそうな星野でした。
では、皆様。良いお盆休みをお過ごしください。